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2012年7月20日金曜日

夏帯生地に芙蓉の柄を

大至急のお仕事で、濃いめのベージュ地大島紬の夏帯に芙蓉の柄を入れることになりました。
夏帯なので暑いイメージにならないように、たくさん柄を描くのではなくて、すぅーっと、伸びやかに。
早々に下図にかかります。
以前写真に撮っていた芙蓉の花を印刷して、(夏の終わりごろかなぁ)
スケッチして、構成して・・・。
下図ができれば、後は作業だけなので一気に進むと思われますが、「うわぁっ、綺麗」って下図が描けるかどうか、この一番のポイントが毎回苦しむところです。

夏帯は季節限定なので、花も夏に咲くものに限られます。
盛夏の7・8月の2ヶ月間だけに使われる夏花はなかなか需要がなくて、こういった依頼はちょっとワクワク。

夏の花って大きく華やかで綺麗なものが多いですね。
槿・朝顔・芙蓉・トケイソウ・葵・ひまわり などなど。
この見栄えのする花々を季節を気にせずに使えたらいいのですが、春・秋に使うには野暮になってしまう。むずかしいところです。






写真は酔芙蓉(すいふよう)


芙蓉
・開花時期は、 8月初~10月初
・ピンク色の大型の花。
枯れたあとの姿も印象的(”枯れ芙蓉”)。
・「酔芙蓉(すいふよう)」
芙蓉とほとんど同じ形の花だが、 朝に開花したときは白花で、 夕方になるにつれてだんだん赤くなる。名前の由来「酔っぱらって赤くなった」

「反橋(そりばし)の 小さく見ゆる 芙蓉かな」  夏目漱石

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