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2012年2月15日水曜日

ブータンの織物

トルコの柄を探していて、「染織の美」を見ていたら、ブータンの織物の柄が出ていました。
国王夫妻が来日された時に載せれば、タイムリーな話題だったでしょうね。
かなり遅い・・・。



 キシュン
ポンチョやチュニックスタイルの古代の衣服



ノショム
伝統的なキラ(女性服の通称で、織られた場所・デザイン・色などによって、約25種に分類できる)で古いスタイル


 左 プゥブ
虹または連続虹色三角の意味。
ドージィと共に用いられることが多い。ドージィ=プゥブ模様。
キラに使われることが多い。

中 ドラミー
仏教の永遠なる絆を表す。
チベット仏教の古典的図柄。

右 ユドゥラン
卍模様。
4本の道が出会うところを表し、その交差点は神聖な場所。
交差点を中心に宇宙の力のバランスが均等に保たれている。
王座に掛ける布(ティケップ)に用いられる。


 左 シングロー
木の精(命)を表す模様。
王族・高貴な貴族の服に使われる。

中 木の精と人間と鳥
木の精(シングローとは違う柄)の中に人間が描かれ、その上に鳥が乗っている模様。

右 ペンペンマ
八角の星と蝶を表す。


上 テラポチェ 
中国の壁という意味。
中国の絹の刺繍模様からきた。
キラによく用いられる。

下 ドージィ
仏教の力を表す稲妻模様。

さわやかな笑顔と共に、鮮やかな色の民族衣装をまとったブータン国王夫妻の姿は、堂々とされていました。
日本の民族衣装である着物は、残念ながら、外国で政治家が着ることはあまりありません。
自国の文化をもう少し大切にして欲しいなぁ。(ついでに伝統工芸をもう少し保護して欲しいけれど、余裕ないですね)

参考  「染織の美26」 京都書院

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