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2012年2月28日火曜日

3月の柄・小物のモチーフ 1

2月も明日で終わりですね。
まだ気温が低くて寒いのですが、日中青空が見えると気持ちいいです。

3回ぐらいに分けて、秋月洋子さんの「おでかけ着物歳時記」から、3月の柄をまとめます。


菜の花・土筆(つくし)・蝶・筍(たけのこ)・柳・蒲公英(たんぽぽ)・蕨(わらび)
春蘭(しゅんらん)・木蓮(もくれん)・山吹・八重桜

桃の節句にちなんで
雛人形・犬筥(いぬばこ)・桃の花・姉様人形・貝桶(かいおけ)・蛤(はまぐり)



菜の花
草絵 妣田圭子創作集 より


菜花  木村雨山 フジアート出版より

草絵 妣田圭子さんの貼り絵と、加賀友禅の人間国宝だった木村雨山さんの作品から、花の絵を借りてきます。

妣田圭子さんの本に関する以前の記事http://sorakara11.blogspot.com/2011/11/blog-post_20.html

木村雨山さんに関しては、こちらに詳しく載っていました。

3月の「桃の節句」では、                       
  桃の花とともに一緒に飾られることがある。      

菜の花の別名  「花菜」(はなな)  「菜花」(なばな)  「菜種}(なたね)                     
菜の花が咲く頃に降り続く雨を   ”菜種梅雨(なたねづゆ)”という。

花言葉は「豊かさ、財産」


土筆(つくし)


   正しくは「杉菜(すぎな)」の胞子茎(ほうしけい)というもので、「付子」とも書く。
      土筆(つくし)= 茶色の胞子茎。3月頃。          
      杉菜(すぎな)= 緑色の細い葉。4月頃。 


蒲公英(たんぽぽ)

          蒲公英に蝶



蕨(わらび) 


 早蕨

雨山さんの蕨の図柄は好きです。表情豊かですね。(うまく色が出ていませんが・・)
     
名前は「藁火(わらひ)」の意で、その色が焼いた藁に似ていることから               
また、「わら(茎)」「み(実)」の”わらみ”が変化したもので、食べられる茎、の意から、との説もある。

「石走る(いわばしる)  垂水(たるみ)の上の  早蕨(さわらび)の  萌え出づる春に  なりにけるかも」                (万葉集  志貴皇子(しきのみこ))        
早蕨 = 若芽の蕨(諸説あり) 

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